ART IN THE OFFICEは2008年にプログラムをスタートさせて以来、運営協力をしていただいているNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ様[AIT/エイト]をはじめ、審査員の方々、そしてアーティストの皆さまにご協力いただいたおかげで今年、プログラム開催15回目という記念すべき年を迎えることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
本プログラムを始めたきっかけは、本社のプレスルームの広い壁で何かできないか考え、アートの場づくりをしようと思ったことでした。祖業の証券会社は、資本調達される市場を投資家に見てもらう場をつくることが仕事です。壁に現代アートを掲示することでアーティストがビジネス界の人に表現を見せる場になり、逆にビジネス界の人が現代アートに触れることができる場にもなると考えました。
私はコンテンポラリーアートには社会へ問題を提起したり、固定概念に問いかけたりという側面があると思っています。社員には、作品を通じて、様々な価値観や考え方を認め合うことの大切さ、アーティストとの交流によって生まれる刺激を大事にしてほしいと願っています。
今後も新進アーティストの作品の発信、また、多様性や創造性の大切さを考える場として本プログラムを継続できるよう努めてまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いします。
ART IN THE OFFICEの社員向けワークショップや作家による作品説明セミナーに参加した経験がある2名の社員に、日常業務とは直接関係ない本プログラムについてどのように感じているのか、社内外の方々との会話の発端になる様子などについて話してもらいました。
第1回のART IN THE OFFICE 2008から審査員を務めてきたAIT理事長の塩見有子氏に、海外でも活動経験がある過去受賞者2名と、本プログラムの内容、作品の制作やワークショップを通して感じていたこと、今後も良さとして持ち続けてほしい点など、鼎談形式でお話いただきました。
ART IN THE OFFICEの作品が完成するまでの工程、これまでの受賞作品、さらにプログラムの発案者である当社CEO松本のコメントなどを映像にまとめました。