※本記事はマイナビニュースの編集・制作により掲載されたタイアップ記事の二次利用です。
AIを活用した発達障害児向けアセスメントツール「co-mii(こみー)」など、発達に課題のある子どもたちを支援することを軸に、独自の取り組みを展開しているヴィリング。「夢中があふれる社会をつくる」という理念のもと、考える力を育む教育や、未来の選択肢を広げる発達支援に力を入れています。今回は、「co-mii」を担当する中村さんと脇さんに、現場での工夫や挑戦、社員の挑戦を支える組織文化やキャリアの魅力について伺いました。
株式会社ヴィリング
発達支援事業部
事業推進グループ マネージャー
中村 ひなた
株式会社ヴィリング
発達支援事業部
営業グループ マネージャー
脇 昂大
子どもたちの未来を広げる、企画から現場まで幅広く担う仕事
――現在の仕事の内容について教えてください。
中村:私は発達支援事業部、事業推進グループで発達障害のある子ども向けの教材や、児童の特性を診断して支援計画を作成するシステムの企画・開発を担当しています。教材の提供だけでなく、先生たちが支援に活用できるサービスの運営も担っており、開発から運用まで幅広く関わっています。
脇:私も同じ発達支援事業部の営業グループで活動しています。中村が企画・開発したサービスを、より多くの福祉施設に導入してもらうための営業活動を担当しています。
――おふたりが現場で大切にしている価値観を教えてください。
脇:ひとつは「守破離(しゅはり)」の考え方。まずは型通りにやってみること(守)、次に自分なりに工夫すること(破)、そして新たな形に昇華すること(離)という流れです。もうひとつは先輩から教えてもらった「自立・自走・自考」。自らを律し、自分の足で動き、自ら考える。この姿勢を大事にしています。
中村:私は事業を引っ張る立場として、迅速かつ漏れのない対応を心がけています。誰が担当かわからない業務や課題が宙に浮かないよう、自分が拾い上げる意識で動いています。
――ヴィリングが大切にされている「考える力を育む教育」「未来の選択肢を広げる発達支援」は、業務にどう結びついていると考えていますか?
中村:私たちのプロダクトそのものが理念に直結していると感じています。子どもたちが自分の特性に合った支援を受けられるよう、サポートツールを提供する事業を進めることが、理念の実現につながっているのではないかと思いますね。
脇:私も、中村たちが設計したサービスを一人でも多くの方に届けることが、子どもたちの未来を広げる支援になるものと考えています。それが子どもたちの未来に、いい影響を与えると確信しています。
AIセラピスト「co-mii」、膨大な支援ロジックと直感的なUIへの挑戦
――AIセラピスト「co-mii」とはどのようなサービスなのでしょうか?
中村:発達障害のある子どもの特性を分析し、その結果をもとに支援計画書を半自動で作成できるサービスです。2023年10月にリリースしました。
――なぜこのサービスを開発するに至ったのでしょう?
中村:もともとは「すてむぼっくす」という療育教材を障害児通所支援施設向けに提供していたんです。ただ、施設側から「どの教材をどの子に使えばよいのか分からない」「支援計画書作成の業務が煩雑」といった課題が寄せられていて、それらを解決するために「co-mii」の開発がスタートしました。
――「co-mii」の開発時に、何か苦労された点などがあれば教えてください。
中村:半年という短期間でリリースする必要があったので、そのスピード感が一番大変でした。子どもの特性に応じた支援課題を500種類くらい用意し、それらをロジックに基づいて紐づける作業も時間がかかりましたね。
脇:専門知識が必要な部分については、療育施設を運営する企業や療育の専門家と共同開発することで乗り越えました。また、福祉業界はまだアナログ文化が根強く残っているので、誰でも直感的に操作できるUI/UX設計にも苦労しましたね。開発後の今も改善作業が続いています。
子どもたちの変化に寄り添う喜び。現場からの反応は?
――「co-mii」の導入で、現場からどんな反響がありましたか?
中村:どもの特性が診断結果としてレーダーチャートで出てくるのですが、それを見て「やっぱりここが苦手だったんだね」と再確認できた、という声が多いです。職員の中でも見る人によってポイントが違うのですが、「co-mii」を使うことで、職員間で共通認識が持てるようになったと言っていただくこともあってすごく嬉しいです。
脇:やはり子どもの得意・不得意がグラフでパッと見えるので、それがコミュニケーションツールにもなるんですよ。保護者の方と話すときはもちろん、学校や保育園の先生とも「この子は何が得意なんですか? どこで困ってるんですか?」と共通の視点で話せる。それが一番喜ばれているところかと思います。
――今後、AIやテクノロジーが福祉や教育にどのように関わっていくと考えていますか?
脇:福祉の現場では、人と人が直接関わるのが前提です。ただ働く人は減っているのに、支援が必要な子どもや高齢者は増えているんですよね。そうなると、業務効率化はテクノロジーの力を借りるしかない。一方で、人にしかできない部分はきちんと残しておく必要があると思っています。「co-mii」は“AIセラピスト”という肩書きですが、AIですべてを賄うのではなく、「専門家をもう一人雇う」みたいなイメージです。人がやるべき部分は人が担い、AIはその伴走役として支援する、そういう形が理想だと思っています。
中村:子どもの状態は、日によって全然違います。学校での出来事や朝の気分によって、課題に取り組めるかどうかも変わってしまう。最終的な判断は人間にしかできませんが、傾向を分析して「こういう特性があるからこうしてみよう」というのはAIのほうが早くて正確な場合もあります。人間とAIが補い合って支援していくのが理想だと思います。
若手にもチャンスがたくさん! 自ら成長を感じられる職場環境
――ヴィリングでは、教育・福祉だけでなく“ビジネス感覚を持った人材”も重視していると聞きましたが、ヴィリングらしい人材とはどういった人材なのでしょうか?
中村:私は新卒で入社したのですが、社員に共通しているのは「ヴィリングの理念に共感している」ということ。生活のための仕事というより、「やりたいこと」や「叶えたい未来」を大事にしている人が多いと感じています。
脇:みんな、自分たちの仕事は「いいこと」だと思っていますよね。その「いいこと」をたくさんの人に届けたい、という想いがビジネスにもつながっています。縦割りも少なく、「これはあの部署の仕事だから」というのもあまりない。みんなで協力しながら進めていく雰囲気があるので、この文化に馴染む人がヴィリングらしい人材なのかもしれませんね。
――ヴィリングには若手の挑戦を後押しする文化もあるようですね。
中村:そうですね。私はあまり子どもたちと関わる経験がなかったので、代表に「現場を知りたいです」と話したところ「じゃあ、子どもたちと何かやってみたら?」と機会をもらって。学童の子どもたちとのイベントを企画させてもらうなど、自分のやりたいことにチャレンジできています。
――仕事に感じるやりがいや魅力についても教えてください。
中村:私は入社して5年目ですが、「すてむぼっくす」の営業から始まって、次の年は事業全体を見て、さらに「co-mii」の立ち上げ……といった具合で、常に変化があって飽きないですし、自分の成長を感じられるのが魅力ですね。
脇:私は営業なので、「何件導入できたか」「何人の子どもに届けられたか」が数字で見えるんです。「自分がつないだサービスが子どもの役に立っている」と思えるのがやりがいです。
――最後に、おふたりの今後のキャリアや目標についてお聞かせください。
中村:社会課題の解決とビジネスを両立したいと思って入社したので、今関わっている事業はその理想に近いと思っています。これをもっと伸ばしていきたいですし、将来新しい事業を立ち上げるときにも関わっていきたいと考えています。
脇:今回の「co-mii」の立ち上げは、チーム全体で協力してやった感覚が強かったんですけど、次は自分が中心になってプロジェクトを進めたいと思っています。失敗も反省も含めていい経験になったので、それを次に活かし、もっと良いプロダクトを作っていきたいです。

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