マネックスグループは、2008年より、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の運営協力を得て、現代アート分野で活動する新進アーティストを対象に、マネックスグループ本社オフィスプレスルーム壁面に制作する平面作品案を一般公募し、受賞者の作品を約一年間、プレスルームに展示するプログラムを実施しています。
受賞アーティストは一定期間、マネックスグループ本社オフィスに滞在し、社員との交流を通じて、作品の制作を行います。
オフィス空間での作品制作体験は、アーティストの知性・感性を刺激し、マネックスにインスパイアされた作品の創造を促します。また、社員にとっても作品完成までのアーティストの試行錯誤の過程に常に触れ、多様な表現を知ることは、様々な価値観や考え方を認め合うことの大切さを理解することにつながっています。当プログラムでは、このような創作プロセスから生まれるお互いのインスピレーションや、完成後の作品の体感という、社員とアーティストによる共創の体験を大切にしています。
受賞作品はマネックスグループの株主・投資家向け統合報告書の表紙に作品画像が採用されるほか、プレスルームを利用した取材を通して、様々なメディアへの作品の掲載機会を得ることができます。2011年からは、一般の方々にも作品を楽しんでいただけるよう、公開イベントを開催し、美術館でもギャラリーでもないオフィス空間でのユニークで新しい鑑賞体験を提供するなど、当プログラムを通し、現代アートを巡る様々な出会いの場の提供に継続的に取り組んでいます。
2012年には、プログラムの創造性の高さが評価され、公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)が主催する「2012年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を受賞しています。
これまでの「ART IN THE OFFICE」プログラムの作品および審査結果をご紹介しております。