代表執行役社長CEO<br/>松本 大

“MONEY”のYの一歩先を行く“MONEX”

未来のMONEY、次世代におけるお金との付き合い方をデザインして、お客さまに提供していこう。未来から来た金融を作ろう。そう考えてマネックスを創業してから、実に20年が経ちました。

 

創業の時から、変わらないことがあります。

 

自分たちが欲しいサービスを自分たちで作ろう。
常に新しいものを追究しよう。
常識や先例に囚われないように、ひるまないようにしよう。
嘘は決してつくまい。
正しいことをしよう。
価値判断は、自分たちで行い、それに従おう。
長いものに巻かれるのは嫌いだ。

 

20年の間に、変わったこともあります。

 

商品・サービスの幅が飛躍的に拡がった。
お客さまが世界に拡がった。
一緒に働く仲間が世界に拡がった。
写メのない時代、モデムやカップラーを使っていた時代から、4Gになり、5Gも目の前まで来た。
メモリの量も、スピードも、CPUの性能も、飛躍的に向上した。
お金の概念が変わり、世の中の人の買いたいものも、買い方・使い方も変わった。
シェアリングエコノミーや人生100年が実現した。
金融という概念が、根底から変わりつつある。
そしてブロックチェーンが発達し、仮想通貨が生まれた。

 

これからも、さらにペースを速めて、様々なことが変わっていくでしょう。
しかしどんなに世の中が変わっても、ビジネスの環境が変わっても、マネックスでは変わらないことがあります。

 

新しいことを追究する。
正しいことをする。
過去や体制に縛られない。

 

そしてこれらを実現するのは、経営の強い意志と、あらゆる部門のあらゆる場面の、役員と社員の思いと、勤勉と、協力と、マネックスの周りのあらゆる関係者の皆さんの協力と、それら全ての人の諦めない強い心と、しつこさと、夢を見る力と、お互いを尊重する気持ちと、そんなマネックスグループを応援してくれるお客さまと社会と、そして縁と運だと思います。

 

伊勢神宮も20年おきに1000年以上式年遷宮をしてきたように、20歳となれば成人となるように、20年はひとつの節目です。20年の間に築いたもの、蓄積したものもあります。20年の間に拡がったネットワークもあります。しかしそれらをそれとして懐かしみ、単に大切にするのではなく、それら全てに感謝しつつ、大勢の皆さんの綿々たる思いと、努力と、協力と、縁と運に、し尽くせない感謝をしつつ、それでも尚、適切な表現ではないかも知れませんが、それらを踏み台にして、前へ前へ、未来へ未来へ、マネックスを更に変革して突き出していく、そんな決意とともに、新しい20年を迎えたいと思います。

 

マネックス20周年を機に、社員と仲間と、関係者の皆さんを前に思うことは、そういうことです。
2サイクル目のマネックスは、更に突進します。

 


マネックスグループ株式会社
代表執行役社長CEO
松本 大