マネックスグループは、お金を一人ひとりの「人生の選択肢」を広げる力へと変え、その先にあるウェルビーイングを実現するために、グループ一体となって事業を推進しています。
この理想を実現するために、適切なリスクテイクと資本効率の最適化を経営の中核に据え、持続的な企業価値向上のための基盤強化に尽力をしてまいりました。その過程において、2025年4月に事業セグメントを再編し、変化し続けるマネックスグループの姿をより明快に示しました。事業ポートフォリオの最適化によって、収益性と成長性の向上に道筋をつけ、足元でしっかり利益を出しつつ、中長期的な成長投資を行うことができる体制を整えています。
私たちのコア事業である日米の「証券事業」が持つ顧客基盤と技術基盤を軸に、お客様との長期的な信頼構築に基づき安定収益を積み上げる「アセットマネジメント事業およびウェルスマネジメント事業」、ブロックチェーン技術による革新的なサービスの提供に挑む「デジタルアセット事業」、そして新たな価値創造を社会にもたらす第4のセグメント「投資事業」。これら各セグメントが持つ基盤・強み・ノウハウを掛け合わせることで、独自のシナジーを生み出し、グループ一体となって「コングロマリット・プレミアム」の実現を追求してまいります。
この変革の先に私たちが描く未来、そのキーワードは「Beyond」です。伝統的金融(TradFi)や分散型金融(DeFi)といった既存の枠組みを超え、ブランドやカルチャーを結びつけ、さらにAIをはじめとするテクノロジーを掛け合わせることで、これまでにない新たな価値を創造していく。このヴィジョンを社会と共有し体現していくことで、マネックスというブランドを次なるステージへと進化させていきます。
グループを突き動かす原動力は、絶え間ない企業文化のアップデートにあります。根底にあるのは「挑戦心・フェアネス・新たな価値提供」という不変のカルチャーですが、そこにM&Aを通じて加わる多彩な人材が新たな刺激を与えてくれます。多様なバックグラウンドを持つ有能なタレントを有機的に掛け合わせ、変化に強いグローバルチームを築くとともに、挑戦をフェアに評価し合う風土を堅守します。それこそがイノベーションの源泉であり、人々の生活をアップデートする「Beyond」の実現につながると信じています。
私たちはこれからも、ベンチャースピリットを胸に抱き続けます。マネックスグループの原点から受け継がれるDNA、そして未来を切り拓く強みや独自性を形式知化し、仕組みとして組織に根付かせ、ブランドとしての企業価値を再定義するプロセスへと踏み出しています。容易な道ではありませんが、この変革をやり遂げることがグループの未来を決めると確信しています。成長戦略の追求と利益成長、人材やテクノロジーへの投資、そしてROEの向上に強くコミットし、果敢にトランスフォーメーションに挑み続けます。その挑戦が切り拓くマネックスグループの未来に、どうぞご期待ください。
2026年9月
代表執行役社長CEO
清明 祐子