ART IN THE OFFICE 2014 作品「鮨/寿司/すし/sushi」

ART IN THE OFFICE 2014 作品「鮨/寿司/すし/sushi」

「ART IN THE OFFICE 2014」作品:「鮨/寿司/すし/sushi」/2014年/ダーマトグラフ、鉛筆、水彩、水彩紙、他
※「鮨/寿司/すし/sushi」は、マネックス証券プレスルームの壁面2面にわたって展示されています。

「ART IN THE OFFICE」プログラムとは

マネックスグループは、社会文化活動の一環として「ART IN THE OFFICE」プログラムを2008年より開始しました。 現在は、マネックス証券が主催し、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の企画協力を得て運営しています。 本プログラムは、コンテンポラリー・アートの分野で活動する新進アーティストからプレスルームの壁に制作する平面作品案を一般公募し、 選出された1名のアーティストに対して、制作費および賞金ならびに作品を当グループ会議室で一定期間展示する機会を提供するものです。 本年度は75作品案の中から、川内理香子さんの作品「鮨/寿司/すし/sushi」が選出されました。

作品タイトル 「鮨/寿司/すし/sushi」

作品タイトル 「鮨/寿司/すし/sushi」

川内理香子氏コメント:

 

食は万人に、世界に共通するものだと私は思っています。「同じ釜の飯を食う」という日本の言葉や、キリストがこれは私の血と骨であると弟子たちに配ったワインとパンからも、食卓を囲み同じものを食べ、飲むことは、相手への理解を深める行為であると共に、意思疎通を超えた感覚の共有があります。

今回私が、滞在制作期間中に、プレスルームで「鮨」を描いたことで、それらの絵を前に、社員の方々一人一人と食卓を共にするようにコミュニケーションがとれたことは、私自身の考えや制作に多くの刺激を与えてくれました。

これからこのプレスルームを訪れる人々にも、様々な形で新たな発見や出会いをもたらす空間になればと思います。

川内理香子氏

川内理香子氏プロフィール

1990年東京都生まれ。2009年文化学院高等課程美術科卒業。現在、多摩美術大学絵画学科油画専攻4年在籍。2014年第1回CAF賞保坂健二朗賞を受賞。「食べもの」は人間の体を作っている、また、食材をどのように調理し、盛りつけ、味わうかといった「食文化」は、体のみならず人間の思考や精神、ふるまいにも影響している。そのような考えから、食べものを描くことで、体や性、自己や他者、そしてそれらの関わり合いなどを観察し、日々変化する自分と身の回りの環境を理解しようとしている。