2009年度「ART IN THE OFFICE」プログラム 受賞作品について

2009年度「ART IN THE OFFICE」
三囲(みめぐり)アニメーション だれもしらない映画
「何もしないことをおそれて 何もしないわけではない」

「ART IN THE OFFICE」プログラムとは

当社は、社会文化活動の一環として、「ART IN THE OFFICE」プログラムを2008年より開始いたしました。本プログラムは、コンテンポラリーアートの分野で活動する新進アーティストを一般公募し、選出された1名のアーティストに対して、制作費と賞金および当社内の会議室を一定期間応募作品の発表の場として提供するものです。
2009年度は昨年を超える応募の中から松本力氏が選出されました。

作品タイトル
三囲(みめぐり)アニメーション だれもしらない映画
「何もしないことをおそれて 何もしないわけではない」

作品タイトル

三囲(みめぐり)アニメーション だれもしらない映画
「何もしないことをおそれて 何もしないわけではない」

作品について

本作品は、松本力氏とマネックスグループ社員とのコラボレーションにより誕生いたしました。マネックス社員によって語られた個人的な出来事やエピソードが松本氏によって匿名で描き出され、一つの物語が次の物語にリンクしながら連続した絵巻物となり、過去、現在、未来という3つの世界をめぐる作品となりました。
縦1.6メートル×横10メートルの曲面の壁一面に、18段に渡る織物のような絵巻物が現在展示されております。
※一般への公開はしておりません。

松本力氏

松本力氏プロフィール

1967年東京生まれ、東京在住。
1991年多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン専攻卒業。

一コマずつの手描きによるローテクのアニメーションを制作、絵による映像表現を目指している。異ジャンルのアーティストとのコラボレーションも多く、ショーの演出や演劇、ダンス公演での上映など幅広く活動。2001年より、エレクトロニカ・バンド「オルガノラウンジ」とのライブを継続して行い、音像空間を表出することを試みている。
また、アニメーションとオリジナル映像装置「絵巻物マシーン」シリーズの内外での展示や、同マシーンによる商店街や学校、病院などでのワークショップを積極的に実施している 。