ART IN THE OFFICE 2017 作品「There is something I want to talk about.」

「ART IN THE OFFICE 2017」作品が展示されているプレスルーム外観
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「ART IN THE OFFICE 2017」作品が展示されているプレスルーム外観

「ART IN THE OFFICE」プログラムとは

マネックスグループは、社会文化活動の一環として「ART INT THE OFFICE」プログラムを2008年より開始しました。 現在は、マネックス証券が主催し、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の企画協力を得て運営しています。 本プログラムは、現代アートの分野で活動する新進アーティストからプレスルームの壁に制作する作品案を一般公募し、 選出された1名(1組)のアーティストに対して、制作費および賞金ならびに作品を当グループ会議室で一定期間展示する機会を提供するものです。 本年度は88作品案の中から、鉛筆による描写力の高さや意外性に加え、プレスルーム(会議室)というオフィス空間を利用することにより、そこで働く人々とアートとの関係性について考慮している点が評価され、橋本晶子さんの作品「There is something I want to talk about.」が選出されました。

※画像の無断転載・複製を禁じます。

「ART IN THE OFFICE 2017」作品:橋本晶子/「There is something I want to talk about.」/2017年/墨、アクリル、鉛筆、紙/サイズ可変<br/>
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「ART IN THE OFFICE 2017」作品:橋本晶子/「There is something I want to talk about.」/2017年/墨、アクリル、鉛筆、紙/サイズ可変

橋本晶子氏コメント:

 

ビルの高層階に位置するこのオフィスには、エレベーターを軸足にして宙空に浮いている感覚が常にありました。新設された壁面やガラス、床、人の動きを形作る廊下、セキュリティーのゲート、街の流れ、ここにある日常の景色を眺めることは、それ自体なにか大きなイメージの中にいるような体験でもありました。

ワークショップでは社員の方々に、この見慣れた風景(駅からオフィス入り口までの道のり)の画像を印刷した紙を渡し、自由に切ってバラバラにしたのち再構成して別の紙にコラージュしてもらいました。風景の中で意識の中心にあってよく見えている部分も、印象の外でよく見えていなかった部分も、等価にバラバラの画像になった時、生きていて目に映るものの全てがイメージとしてあり得るのだとあらためて感じました。

今回の作品では、座る椅子の場所、円卓を挟んだ立ち位置、動きによってそれぞれに異なる眺めがあります。実際の会議の時だけでなく、この場を通り過ぎる時にも、目の端に映る風景であってほしいです。密閉されたオフィス空間で、そこになにかささやかな引っかかりが生まれていることを期待しています。

橋本晶子氏プロフィール

1988年生まれ。2015年武蔵野美術大学大学院修士課程修了。在学中から主に紙と鉛筆での絵画、インスタレーションを表現手段とする。これまでの個展に「call if you notice.‐気づいたら電話して‐」gallery blanka/愛知(2016)、グループ展に「a.a.t.m.アートアワードトーキョー丸の内2015」丸ビル/東京(2015)、「東京サンパウロ‐表現の両極‐」アフロブラジル美術館/ブラジル(2014)、受賞歴に「シェル美術賞2014」木ノ下智恵子審査員賞、などがある。