多彩力に関する基本的な考え方

マネックスグループは創業以来、多様なバックグラウンドを尊重し、異なる視点や経験を成長の源泉として活かしてきました。これまで若手のうちから裁量権のある業務を任せ、性別や国籍にとらわれず能力を重視して人材を登用してきた結果、女性や外国人も多く主要なポジションで活躍し、20代の管理職が誕生しています。


私たちはこれまで培ってきた「Diversity, Equity & Inclusion(DEI)」の精神をさらに発展させ、新たに「多彩力」(英語名:Inclusive Talent Culture) というコンセプトを掲げました。「多彩力」とは、一人一人の個性やバックグラウンドの違いを力に変え、組織やチームの創造性・可能性を最大限に引き出すことを意味します。マネックスグループは、多様な才能が集まり、ともに未来を切り拓いていく企業文化をこれからも育んでいきます。

多彩力の社内理解

多彩力の理解促進には、CEOおよびに経営陣がコミットしており、取材などを通じた社外向けの発信や社内コミュニケーションの場において「均質ではない組織」であることの重要性を説いています。また専門家による研修も継続して行っており、心理的安全性の高い職場環境の構築に努めています。

 

グループ全体の取組みとして、主要子会社の人事担当者、DEI推進担当者からなるGlobal HR Exchangeを半期ごとに開催しています。各社の人材の能力を十分発揮させるため、マネックスグループ人事担当執行役を座長として、人権、多彩力、人材育成、採用に関する課題への取組みをグループ内で共有することで、ノウハウを蓄積し、各社の人材へ投資することを目的としています。

各社の取組み

会社

主な施策

マネックスグループおよびマネックス証券

・国籍・年代・経験の多様性を重視した組織形成の推進

・全役職員向けのLGBTQ研修や職位者向けのDEI研修の実施

・オフィスでのファミリーデー開催を通じたエンゲージメントの強化

コインチェック

・柔軟な通勤ルールの整備(介護・通院、多様な事情への対応)

https://corporate.coincheck.com/recruit/work

トレードステーション

・すべての従業員が尊重され、能力を発揮できる、多様性と包摂性のある環境づくりを推進

・メンターシッププログラムによる知識共有とキャリア支援を推進

・リモート環境での従業員同士のつながりを支援 (ERG: Employee Resource Groups)

https://www.tradestation.com/esg/workplace/(英文のみ)

社外への発信

マネックスグループではさまざまなバックグラウンドや考えをもつ社員が公平に発言・活躍でき、DEIが浸透した組織こそが持続的にイノベーションを生み、成長し続けられるという考えのもと、創業来DEIの推進に力を入れてきました。創業時から当たり前のようにDEIや女性活躍が実践されてきた組織として、社外向けにDEIイベントを開催しました。(組織・役職は2024年12月25日時点のものです。)

多様な人材の力を引き出す!DEI組織
経営者としてのマネジメントや、組織の中での人材の力の引き出し方について、清明祐子と当社取締役 羽生祥子、鈴木蘭美が語ります。 

TradeStationで取組んでいるDEI推進と成果
執行役員DEI推進担当の加藤明子が聞き手となり、心理的安全性を向上させるための活動、メンターシッププログラムを通じた女性管理職の育成、デジタルコミュニケーションにおける包摂性の高い言葉の使用など、最新の様々なDEIの取組みについて、子会社 TradeStation 代表取締役社長 John Bartlemanが語っています。

社会課題から生まれたイノベーション
当社グループ会社 クラフター創業者の小島舞子、入社3年目で「AIセラピストco-mii」 をチームで開発したヴィリングの中村ひなたが、DEI推進における新技術の可能性や、イノベーションを通じて叶えたい社会への想いを語ります。

リーダーとしての女性たち
マネックスグループの主要子会社である米国トレードステーションのコスタリカオフィスにて女性リーダー3名とCEO清明祐子が、リーダーに必要な資質、キャリアのロールモデルや金融やテクノロジー業界の女性活躍を増やすための取組みについてパネルトークを行いました。

公正な評価制度

マネックスグループおよびグループ会社の人事制度においては、性別、年齢、国籍などによらない人事評価をおこなっており、その結果に基づいて処遇し、新たなポジションへチャレンジし、多様性を損ねない組織体制を構築しています。なお、賃金格差(ペイギャップ)については、性差による格差が生じない設計となっています。多様性がどの程度の品質で確保されているかを測る指標として、評価と報酬の観点から「女性管理職比率」と「男女賃金格差」を計測しています。

障がい者の活躍推進

マネックスグループは、「多様性は創造力の源泉である」と考えています。障がい者の活躍推進に取り組む世界的なムーブメント「The Valuable 500」は、当社グループの理念およびESG/サステナビリティに関する考えと共通しており、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という考えにも沿う活動であると判断し、2021年より参加しております。また、障がい者のインクルージョンについて、下記の項目を中心に取り組んでおり、その進捗をマネックスグループ取締役会にて報告、協議しております。

障がいのあるお客様への配慮

  • 金融サービスへのアクセス向上:障がいのあるお客様へのアクセス向上が可能な技術革新への研究投資
  • 金融リテラシーの向上:障がいのあるお客様が投資教育を受けられるための技術革新への研究投資

障がいのある方の雇用の推進と職場環境改善

  • 障がいのある方が、その障がい特性に添った形で活躍できるよう、業務内容や勤務体系への 工夫の更なる改善
  • 在宅勤務、リモート勤務の更なる活用

障がいのある方のバリアを取り除く、あるいは障がいのある方へのビジネス機会を増やすための資金活用などの間接的な活動

  • 障がいのある方へのサポートを行っている団体(NPO・企業)への資金提供(寄付、投資)

社内外への活動

  • 上記活動に関する社外への発信
  • 社内におけるeラーニングなどでの障がいのある方に対するインクルージョンを含む、「ダイバーシティ、エクイ ティ&インクルージョン」研修の継続

その他の施策

マネックスグループでは、各種表彰制度や組織エンゲージメント向上施策、メンタルヘルスケアの充実などを通じて、多様な人材一人ひとりの力を最大限に引き出す取り組みを進めています。その一環として、現代アートの新進アーティストを支援する「ART IN THE OFFICE 」を実施し、社員が多様な価値観や創造性に触れる機会を創出しています。本プログラムでは、アーティストがオフィスに滞在し、社員との対話や交流を重ねながら作品を制作します。社員はその創作のプロセスに日常的に触れることで、既成概念にとらわれない視点や、多様な表現を受け入れる感性を育んでいます。

ART IN THE OFFICE 2025 受賞作品「福来旗(フライキ)」鬼原美希

オフィスに展示されたアート作品