経営に影響を与えるリスクを許容できる一定の範囲内にとどめるため、各々のリスクに応じた管理体制を整備しています。

当社は、経営に影響を与えるリスクを許容できる一定の範囲内にとどめることが事業目的達成に資するという考えに基づき、「統合リスク管理規程」等に定めたリスクを適切に識別、分析、評価した上で、当社および当社グループ会社の各々のリスクについて、適切な管理体制を整備しています。以下の体制の通り、CEOが任命するリスク管理統括責任者がリスク管理体制に関する整備状況、運用状況を把握し、定期的に取締役会に報告しています。

 

当社ではリスクの種類を下表のように分類し、定期的に評価しています。また、それぞれのリスクに対する主な取り組みは以下の通りです。

 

クリプトアセット事業セグメントのリスク管理について

金融商品取引業者と暗号資産交換業のリスク管理の違いについて

暗号資産交換業者のリスク管理は、FX取引におけるリスク管理に類似した側面があります。例えば、お客さまと暗号資産を取引することで発注するポジションについて、カバー取引(暗号資産交換業者が保有するポジションについて他の暗号資産交換業者とリスク回避のために行うヘッジ取引)をすることは、FX取引における外貨ペアのカバー取引と同じです。

一方、暗号資産取引の管理とFX取引の管理との違いは、ウォレットという形で預かることと、送金をブロックチェーン上で行うことです。なお、株式取引を主体とする証券会社と比較すると、株式取引の主体となる株券は、証券保管振替機構で電子データとして管理されており、証券会社とは別の場所で保管されているのに対し、暗号資産交換業者は自社で暗号資産を保管することが多い点で、高いリスク管理が求められます。

暗号資産交換業としての必要な管理

暗号資産交換業は、上記リスク管理以外の面でもさまざまな管理が必要になります。マネーロンダリング防止の観点においても、暗号資産交換業の方が監視する点は増えます。証券会社の場合は、証券口座への入金および証券口座からの出金は、銀行口座との間でのみ行われるため、それぞれの口座の名義が一致しなければ入出金ができません。一方で、暗号資産交換業は、暗号資産アドレスへの送金が可能であるため、より高度なマネーロンダリング防止対策が求められます。

また、システムセキュリティ対策としては、ハッカーからのサイバー攻撃などに対しては、さまざまな攻撃を想定したうえで、適切なモニタリングを行うなど独自のセキュリティ体制を強化しています。

暗号資産交換業者と金融商品取引業者の違い

サービス内容 カバー取引 流動性リスク 入出金時の
名義確認
預かり資産の
流出リスク
総合的な
リスク管理
暗号資産交換業者 取引所、交換所 銀行口座 / アドレス
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